
長い間、パソコンのインストラクションをして、苦手には2つのタイプがあると思いました。一つは今まで触ってこなかったから。これはわかりますね。もう一つのタイプは覚えようと努力しても覚えられないというタイプです。一生懸命勉強するがなかなか出来ない人の、ある「ポイント」がわかってきました。少しここでお話します。
独学
独学される方は本やYouTubeなどを観て勉強されるでしょう。もちろんわかりやすくなるような工夫がいろいろとそれぞれ施されていますね。しかし、ほとんどが操作手順に他なりません。

操作の丸暗記はちょっと使わなければ忘れます。ワードでページ設定・べた打ち・書式・・・→というのが基本ですが、最初のページ設定で、余白の変更をするなら、何故変更するのか?最初の設定がどうなっているのかを知るほうが先です。
フォントを太字にする操作をするとします。(簡単なので例として取り上げます)教材ではBというボタンをクリックするように書かれます。Bは太字だということを第一に覚えようとしていませんか?大半の方はそうだと思います。それよりも、パソコンは1に指して2に命令という操作であり、この最初である1の指す事の大切さを覚える事です。ワードはまた正しく選択しないととうまくいきません。いろいろな選択方法がありますから、上手に指せるように学習しましょう。
タブの意味やグループやコマンドの探す手順を知る
上手に選択が出来て、そして次に命令するボタンを覚えていくわけですが、ここでもコツがあります。それはある程度グループ化されている大まかなグループの意味を覚えることなんです。無意味にグループになっているわけではありませんから、大まかにまず覚えてみましょう。「文字を太字にする」という操作ですが、①文字の事はフォントです。ですからまず「フォント」というグループから見つけることが大切です。もしフォントグループでどこに太字があるのかわからない時は、マウスカーソルをゆっくり動かしていくとポップヒントと言って、ボタンの意味が表示されます。
操作の丸覚えはあまり意味がありません。使わなくば、すぐに忘れてしまいますよ。それより、パソコンとの会話のコツを学びましょう。