
ロック画面でパスコードの入力を失敗し続けると、6回目の失敗で「iPhoneは使用できません…やり直してください」というメッセージが表示されます。7回目以降、やり直しの時間が増えていき、11回目の失敗で同期済みのiTunesに接続しなければならなくなります。10回目の失敗でiPhone上のデータがすべて消去され工場出荷状態に初期化されます。
忘れたからと、手あたり次第に押せばいいということではないですね。写真のデータはあなたの財産のひとつです。二度と戻らない日々の大切なあかしでもあるわけです。
では、普段どのように普段写真などをバックアップすれば良いのでしょうか?
写真を普段どのようにして管理していくかの講座を先週と今週のiPad・iPhone講座にて行いました。どんな方法でパソコンへの管理をしていくかなどなど、みなさん真剣に受講されていました。
パスコードがロックされた時どうすればよいの?
iPhoneを初期化する方法は、iCloudの「iPhoneを探す」機能がオンかオフかによって異なる
- オンの場合はiCloud.com経由での初期化
- オフの場合は同期済みのiTunesか、リカバリモードを利用
操作の手順はAppleのサイトで詳しく書いてありますし、他のサイトでもたくさん記事が出ていますのであえてここでは詳細の説明は致しません。
少し前にロックされてしまった生徒様は、リカバリーモードで設定しました。パソコンなどと同期したこともなく、最終的にはリカバリーでした。
紙のノートにはパスコード?パスワード?がたくさん!
ノートに書くなら、単にID・パスワードだけでなく【何の為の】をしっかり書く
笑い話ではなく、ほんとに真剣にみなさん悩まれているのがこれです。iPhoneやiPadを購入される中高年の方は一度にたくさんの大切なことを覚えきれないのでノートに書き込みます。真面目にひとつひとつくまなく・・・。だからこそ、ノートのあちこちにIDやアカウントやパスワードがちりばめられてしまうのです。そして、自分が書いたにも関わらず後から「アプリを購入しましょう!」と言うとノートの中をあちこちと探しまくっては質問がきます。
「私のIDとパスワードがあちこちに書いてあるのです。どれですか?」って
ほんと笑えないですね。。
だから、必ずIDやパスワードを記す時には【何の時に使う】IDとパスワードなのかを書いてくださいね。
写真データのパソコンへのコピー方法
Air Drop(iPhoneやiPad・Mac 無線で移動)
では、ここでの本題でもある大切なデータを保存する方法のいくつかをご紹介します。
端末はAppleの製品同士になります。写真を選んで
のマークをタップし、Air Dropをタップします。場所は↓の写真の顔の部分。みなさんのiPadなどを見ると、顔写真でなく英文字になっている場合が多いですね。受け手側の端末で【承認】すればカメラロールに入ります。
良い点
- すぐに送受信できる。相手のメールアドレスを聞いたりするわずらわしさがない。
残念な点
- 近くにいないと送れない。
- 受信の設定をすべてにしておくことで、近くの人に名前が表示されることがある。設定は「オフ」「連絡先」「すべての人」の3種類があるのですぐ設定できるように確認しましょう。
アプリ「Send Anywhere」を利用する
このアプリはとても便利でおすすめです。パソコンでも、iPhoneやiPadはもちろんインターネットが繋がっていればリアルタイム送信できます。
操作手順
- 送信者は【送信】から写真を選び【次へ】をタップします。
- 送信する番号が表示されます。
- 番号を受信者へ知らせます。10分の時間内なのでメールなどではなくリアルタイムに送れる電話などが良い。
- 受信者は言われた番号を【受信】をタップし入力します。
- パソコンでは『ダウンロードフォルダ』、iPadでは『カメラロール』に写真が入ります。
良い点
- アカウントを取得したり、メールアドレスなどの必要がなくすぐにサイトにアクセスすれば送受信が可能。
- パソコンなどではアプリなどをインストールすることなくインターネッ上で操作が完了。
- 送信と受信のいたってシンプルな画面。
残念な点
- リアルタイム送受信だということ。送信したら10分がカウントされその間に受信を完了させなければいけません。
何といっても有線!!!!
パソコンと有線で繋いで送信
有線が一番かたい方法だと思います。充電する時のケーブルを使います。
操作手順
- iPadとパソコンにケーブルで繋ぎます。
- iPadの画面に以下のメッセージがひょうじされます。【信頼】をタップします。
- パソコン画面にデバイスの中のフォルダが表示されます。
- ファイルをコピーし、【ピクチャ】などに貼りつけます。
良い点
- インターネットの環境がなくても出来る。
残念な点
- ケーブルを繋いだりするわずらわしい点。
- 逆が出来ない。「パソコンのデータをiPadにコピー」←これをするにはiTunesを使う。
バックアップするには
iCloudを利用する
写真のデータは大切ですが、それだけではありませんよね。アプリ内のデータなどたとえゲームであっても長い間育てたゲームなら大切です。記録するノートアプリなどなどたくさんの大切なデータを守りましょう。バックアップには【iCloud】と【パソコンへの完全バックアップ】の2通りあります。
クラウドとはインターネット上の保存箱のことです。iCloudの【設定】で【写真】をタップし、iCloudフォトライブラリを【オン】にします。
ストレージ(保存)は無料でAppleのIDを取得していれば5Gを所有することになります。
iCloud上にアクセスして、【設定】をみると以下のように管理しているデバイスなどを表示することができます。
完全バックアップ iTunes
一番のバックアップは、なんといってもパソコンでの保存です。いつぞやの話ですが、iPadが発売された当時「もうパソコンなんてなくなるね」と言っていた人がいました。ですが、バックアップなども今だパソコンに保存するのが完全に近いバックアップです。なしでは語れないんですね。
操作手順
- パソコンにiTunesをインストールします。
- iPadとパソコンを有線で繋ぎます。
- iTunesの画面で表示されているiPadのデバイスの絵を選択し、バックアップを選びます。
バックアップは時間がかかります。余裕のある時に行いましょう。またバックアップから復元することも同じ手順で行います。最後の有線を繋いだ時に「バックアップから復元」を押します。
まとめ
急に備えておくことで、慌てずバックアップから戻すことができます。購入履歴などたとえ無料のアプリでも購入した履歴から戻すことができます。写真などは特にパソコンを使って普段からまめに送っておけば操作も楽になります。いつかやろうと思っているうちに、「絶望」がやってくる可能性も捨てきれませんね。備えあれば患いなしというじゃないですか。