
プログラミング講座やキッズパソコン講座では、授業終盤にMinecraft(マインクラフト)をよく行います。
子供達は「待ってました!」と言わんばかりに楽しそうに始めます。なぜこんなに子供達を夢中にするのでしょうか?
いったいマインクラフトって何?
塾でやるの?
という方に今日は記事を書いてみます。
説明も何も無い不親切なゲーム?(マインクラフト)
ゲームを始めるにあたり、通常の場合はチュートリアルがあったりしますよね。マインクラフトにはありません。操作方法やアイテムの使い方・説明がないのです。
「自由に遊んでください」というような放置プレイです。
『エンダードラゴン』というボスはいるようですが。。。
調べましょう
何もない荒地のような場所に放置されるので、自分で歩いて進むしかありません。待っていてもほとんど何も起こりません。。。これってゲーム?
子供達は一体なにをすると思いますか?
そうです。調べます。。。調べまくります。
- 友達から聞きます。そして友達もよく教えてくれます。(これって協同的)
- 動画で見たものから仕入れることもします。
- 本もよく読みます。
- ネットでも調べます。

マインクラフト本 教科書
教室にある本を、ロボットやパソコン講座の後、お迎えを待つ間等々・・・よく読んでいる姿を見ます。超入門編から、プログラミング学習専用本まで多義に渡りますが本当に真剣に子供達が読んでいます。
そうです。子供達は考えることを楽しんでいます。調べる力のない人はもしかしたらつまらないゲームになるでしょう。
協同的作業
ゲームの中では、同じ世界に入ります。写真ではわかりませんが、実際には教室内はとても賑やかです。なぜって、協同作業しているから。
「これを取って来て」 「おれ、持ってるよ」
なんて。。。日常茶飯事です。そして、世界は子供達の力で築き上げていきます。小学生のグループは最上級生が先頭に立って、新聞を作り計画しています。下の写真は15分建築の様子。
現実の世界も同じようなことが言えると思います。昔から子供は野原で駆けずり回っては、木を集め草や花などで家を作ったりしていませんでしたか?何もなくていい。自分で考えて、共同作業をしながら人の知恵も借りて大人になっていったと思います。今の世の中は、物が溢れすぎです。これでは与えられたことしかできない子になってしまいます。
Minecraftには地上には草原、森、砂漠、雪原などのさまざまな気候や地形が存在し、地下には洞窟や廃坑、渓谷などが広がっており、昼夜の概念もあり、プレイヤーはその世界で自由に生活できる。
実際にあるものをマイクラの世界で表現してみたり、こんな家があったらいいなと思うものを創造していくのも良いでしょう。そのためには何をして、どんなものを用意するのか?いくついるのか?簡単に作業するための道具は?その道具をどうやって作っていけば良いのか?などなど様々。世界の中では作業中にお腹も空くようになっているし、現実の世界に似たようなことも起きます。朝から夜まで、、、雨が降ったりと・・・
自ら考える姿勢・やり遂げる努力をほめる
Minecraftを行って、プログラミングを学ぶことができます。課題に対してみずから取り組み考えてやり遂げようとすることは大切な姿勢です。単純にゲームという枠にはめ込むことなく、複雑な世界を内包しているため子供達が本気で集中し取り組むには素晴らしい教材でもあります。
教室では、素晴らしい技術だけでなく
「自ら考えて、目的に向かってどう取り組んでいくのかを努力する姿」に対し褒めてあげるようにしています。
大人からみて、なんだか楽しそうにゲームしているというのではなく目標に向かっている姿こそまず褒めるべきことです。たとえ立派な建築物ができなくてもそれはよしと思っていいのです。
その子のタイミングや、もしかしたら別のことに興味を持つタイプかもしれません。
無理をさせない
飽きてしまったら、どうしてもやり続ける必要もないので途中でやめていいのです。(基本的にはそうしてマイクラを終わりにする子はいないのですが)
プログラミング(Minecraft)
プログラミングとして、また数学的、美術的な学びもあります。
レッドストーン回路とタートルを組み合わせると高度なプログラミングを実現することになります。
今後子供達が生き抜いていく社会には、IT技術はあらゆる分野で必須スキルとなるでしょう。入力だけでよい仕事は将来先細るとされています。コンピューターが便利になれば入力だけ命令だけすれば良いなんて考えている人はいませんか?
これからはプログラミング技術を習得する訓練を行うのではなくプログラミングはやりたいことを実現するための手段の1つ。企画書やプレゼン能力など大切なことは盛りだくさんあります。
マイクラでは、今後教室としていろいろな企画を考えています。
今後も、楽しみにしてくださいね。