
初心者/中級の方に向けてWordの表にスポットを当てた、みんなが困った問題の解決を解説いたします。ちょっとした表ならExcelではなくWordで表を入れて作ってみましょう。ワードでも計算や並べ替えができます。初心者の方は動画の速度をゆっくりにしたり繰り返し操作をして表を習得してください。
(YouTube速度をゆっくりにする方法:画面の右下にある歯車のマーク「設定」をクリックし、速度をクリックします。好みの速度にしましょう。)
表の挿入
- リアルタイムプレビューから挿入
操作は8行10列までの表のみです。カーソルがあった所にリアルタイムで確認することができます。確定したい表になったらクリックすることで表が挿入されます。
- 「表の挿入」行列の数を入力して挿入
表の列や数がリアルタイムプレビューより多い場合など、細かな設定をして表を挿入する時など・・こちらのコマンドから挿入します。
- クイック表の挿入
あらかじめデザインなどが設定された表をいち早く挿入することができます。挿入したあとからも変更が可能です。カレンダーなどが用意されています。
★困ったさん1:表と表が繋がってしまう悩み
表のあとには必ず改行マークを必要とします。表のすぐあとにカーソルを置いた状態でまた別の表を挿入する場合には1行あけてからでないと表が結合されてひとつの表になってしまいます。
選択
表の選択はとてもマウスの操作が細かいです。マウスの操作が苦手な人はゆっくりと何度も練習しましょう。大切なことは、マウスカーソルの形が変わることを確認しながらゆっくり慣れるまで操作をすることです。
行列の追加と削除
+ (表の中で行と行と間にこのマークが表示されたらクリックします。すると行が追加されます。)
コマンド(表の中に必要な選択「行や列」ができたら次にリボンにある表ツールの中の「レイアウトタブ」から選びます。
右クリック(必要な選択「行/列」をしたあと右クリックしてメニューから追加や削除を行います。
エンターキー(表の外 右側にある改行マーク)クリックしてエンターキーを押します。すると行が追加されます。行選択をしたあとにバックスペースキーを押すことで削除となります。
★困ったさん2:右クリックして列の挿入が表がWordの1行目の時に出来ない悩み
列の選択は表が1行目(Wordファイル)にあると右クリックしてもヘッダーの編集になってしまいます。コマンドから行うようにしましょう。
行列の高さや幅の変更
マウスカーソルの形に気を付けながらドラッグします。
★困ったさん3:表の行の高さを変更できない悩み
フォントサイズやフォントの種類によってはいくら行間を狭くしようとドラッグしても高さを狭くすることは出来ません。行間の設定などを調整する必要があります。行間の設定は別の動画にて解説しています。
https://youtu.be/Z5QQKoCGBts
ホームタブ「中央揃え」と配置グループ「中央揃え」の違いをしっかり覚えましょう。まず表の選択をした場合は、ホームタブにある中央揃えは表全体の横位置を設定します。また同じく表の選択をした状態で、表ツールのレイアウトタブにある中央揃えはセル内の文字列の位置を揃えます。
★困ったさん4:表が1行目にある時にその上に行を挿入したい時の悩み。
表の特例として、表が一番上にあるときのみ表内の1行1列目にカーソルを置きエンターキーを押すと表全体の位置が1行分↓に下がります。
表のプロパティ:表に対し文字列を表の右側に入れたい場合には折り返しを「する」にするか、表全体を選択した際の右上に表示される+のマークをドラッグするだけで折り返しが「する」に切り替わります。
分割/結合
表の分割や結合はまず正しく表の中のセルを選択することが大切です。よくある困ったさんは、セルを1つだけ選択して結合ができないなどとおっしゃるようです。そもそも2つ以上のセルを選択してから結合ですよね(笑)
表のデザイン
表にはあらかじめスタイルが用意されています。一つひとつ選択してから塗りつぶしや罫線を変更しても良いです・
バックスペースキーとDeleteキーの違いについて:バックスペースキーは選択したセル/行/列/表の削除をします。Deleteキーは中のデータを消します。
計算式/並び替え
Wordでも計算式や並び替えを行うことが出来ます。エクセルのデータをコピーするのも良いですが、本当にちょっとした足し合わせならワードで完結してしまいましょう。並び替えも可能ですので動画をご覧ください。動画での並び替えはタイトル行を選択せずに行っていますが、タイトル行を選択した場合には見出し名が表示されます。チェックボックスにタイトル行にすることで列1・・などではなくタイトル見出しが表示されるようになります。
表のアレンジや実践例
表の罫線の色をなくすことで、文字列の位置を表でそろえることが出来ます。

セルを細かく分割し、塗りつぶしを用いることでグラフのように表現することができます。

タイル状に図形を並べるなら表の方が綺麗に並べることができます。また、写真なども綺麗に並べることが出来ます。この場合は、写真を行内に設定してサイズをそろえることがカギになります。