
WordやExcelは今や出来て常識のようになりました。今の時代になかなか苦手という方は2分類に分かれます。
- 今まで使わない生活だった方。このような場合は必要があれば覚えていけるでしょう。
- これは今までやってきたけど苦手と言う方。
後者の方がどうして覚えていけないのか、そんな答えを少しでも見出していけたらと思います。ワードエクセルスキルアップ講座です。
一生懸命勉強するが、なかなか出来ない人の、ある「ポイント」がわかってきました。少しここでお話します。
まずは見本通りに真似ができること
教室では、先生による指導が多少なりとも違っては困りますので基本をまず全員の方にムービーを見て頂きます。さて、この時は画面と同じように操作をしますので違う表現をすると「まね」の時間です。上手に真似がまずは出来る事です。この工程では教える側の違いが生じることなく学習出来る利点の他に気がねがないという利点があります。人は同じ質問を何度まで同じ人に出来るか?というとほとんどの人が2度目は聞けません。またどんな人間でも一生懸命理解していただくための努力をしますが、それでもわからないと心ではどうして理解して頂けないのだろうと思うのが人間です。これを機械に頼ることで繰り返し互いに気がねなく出来るようになれるわけです。テキスト(本)でもOKです。とにかく見本どおりに操作して真似ができるように練習することが大切です。
操作の手順を覚えようとしない
店頭で販売している教本・教材は操作方法が主体です。もちろんわかりやすくなるような工夫がいろいろとそれぞれ施されていますね。しかし、ほとんどが操作方法に他なりません。ここで別の例えをしましょう。今までの学校で学んできた丸暗記は駄目だということです。鎌倉幕府が何年かを丸暗記するのは間違っていると。年号の多少の間違えは誤差だろう。と。それよりも何故幕府が出来て何故幕府が倒れたかを学ぶほうが大切 と。これはパソコンの初心者の方がパソコンを学ぶ上で全く同じ事が言えるのです。何故その操作をするのかがまず最初になくて操作の順番を覚えようとしている人はいつか使わなければ忘れます。
操作の丸暗記は二の次です。ワードでページ設定・べた打ち・書式・・・→というのが基本ですが、最初のページ設定で、余白の変更をするなら、何故変更するのか?最初の設定がどうなっているのかを知るほうが先です。フォントを太字にする操作をするとします。(簡単なので例として取り上げます)教材ではBというボタンをクリックするように書かれます。Bは太字だということを第一に覚えようとしていませんか?大半の方はそうだと思います。
正しく選択することの練習そして次に命令
それよりも、パソコンは1に指して2に命令という操作であり、この最初である1の指す事の大切さを覚える事です。ワードはまず指さないとうまくいきません。office2003までですと表に色を塗りつぶそうとしても網掛けのボタンが反転して出来ないですし、2007以降になりますと表で出来るツールバーそのものが画面に表示されなくものもあります。まずこのしくみを徹底して身につけましょう。いろいろな選択方法がありますから、上手に指せるように学習しましょう。
上手に選択が出来て、そして次に命令するボタンを覚えていくわけですが、ここでもコツがあります。それはある程度グループ化されている大まかなグループの意味を覚えることなんです。無意味にグループになっているわけではありませんから、大まかにまず覚えてみましょう。上にある例で言えば、フォントを太字にする・ですが、文字を太くするということはどんなグループに属しているかがわかる学習です。文字の事はフォントです。フォントというグループから見つけることが出来ます。わからない時は、マウスカーソルをゆっくり動かしていくとポップヒントと言って、ボタンの意味が表示されます。
画面の表示のさせ方は、表示タブにあります。
というように、学習するようにしましょう。操作の丸覚えはあまり意味がありません。使わなくば、すぐに忘れてしまいますよ。それより、パソコンとの会話のコツを学びましょう。
当教室では、紙面教材の他にスタッフからの説明からコツやらを指導させて頂いております。この人が直接伝えることの部分が一番人に感動を呼び、大切だと考えております。